<側室の知識>
2007/09/26 日記<側室>
側室
側室(そくしつ)は、正室に対する概念で、高貴な男性の妾、または正室以外の妻をいう。
一夫多妻制では公然と認められている。だが、一夫一妻制では、不貞行為に当たるため、公然とは認められない。
男系男子の維持
一夫一妻制の下では、女性一人が生涯に出産できる子供の数は限られる。また、妻の健康状態、不妊、夫婦の不仲問題から、子ができないこともある。そのため、男系男子の子孫が安定的に確保できるとは限らない。その問題を防ぐため、かつては側室を持つことにより、男系男子の子孫を絶やさないことが重視された。しかし、男性側の健康問題等により子ができないこともある。この場合、側室を持ってしても子を確保することはできない。だが、伝統的に一夫多妻制が採られていれば、当該男性に同腹または異腹の弟がいる可能性が高くなる。その者を養子とすることで、男系男子による祭祀の承継を維持できることになる。
儒教との関係
儒教において、直系の男子が先祖の祭祀を守ることが重視された。また、婚姻制度にも、子孫繁栄、男男系相続者の存在が重要視される。封建時代においては、正室を迎える前にそれ以外の女性と性的関係を持つ事が普通に存在した。たとえば、徳川将軍家では、正室を迎える前に童貞を捨てさせる慣わしが存在した。側室を置く事が公然とされていたのは、「一人前の男子は既に性交を済ませているもの」という概念や、正室の存在が政略結婚のようなものであることも関係したと思われる。
現代皇室における側室の是非
現在、日本の皇室について、男系男子の子孫の断絶の危険と、それに伴う女系天皇|女系を認めるか否かの議論がなされている。これに対し、男系男子による皇位承継は日本の千年以上に渡る伝統であり、軽々に放棄すべきではないという反対論がある。しかし、日本の皇室は、伝統的に側室制を前提に男系男子による皇統を維持してきた。そのため、現在の一夫一妻制かつ核家族のような直系を前提に、男系男子による皇統を維持するのは、生物学的に極めて困難であるという主張もある。そこで、皇室における男系継承の伝統を守るため、皇室における側室制を復活させるべきではないか、との意見もある寛仁親王|?仁親王が、皇位継承問題に関し、そのようなコメントをしている。。しかし、男女平等の見地から、たとえ皇室であっても、側室を置く事は社会的に許容されるものではない、とする意見もある。既に一夫一婦制が浸透した国民の賛意も受け難いことは容易に予想されうることである。また、側室廃止は昭和天皇の決断によって決められた事であり、それを安易に変えていいのかという声もある。
徳川将軍家側室一覧
出生の子が将軍になった人物は名前を太字で、孫が将軍になった人物は''斜字''で表示御台所|徳川将軍家正室一覧
脚注・出典
関連項目
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